パイロットフライ・パイロットルアー

今日、１時間空いたので、Ｔ川とＫ川の合流地点で入溪しようと出かけてみた。しかし、このポイントには、既に２人の餌釣氏が入っていたのであきらめて、更に下流側に移動して入溪した。

午後１２時３０分頃入溪。天気晴れ。水量・・・減水、濁りなし・・・ありゃ、こりゃちょっとつらいかな？と思いつつ、まず始めに結んだルアーは、ＭＭミノーの赤金。

「え！またかよ。いつも同じじゃんかよ。」と聞こえてきそうですが、これが私のパイロットルアーなんですから。このルアーで状況を見てから、その後のルアーを考えていくんです。

ところで、パイロットフライ、パイロットルアーなんて言葉、釣りのマニュアル本とか読んでいると良く出てくる言葉ですよね。私は、フライならパラダンやエルクヘアーカディスなんかをパイロットフライとして良く使いますが・・・。

このパイロットフライ・パイロットルアーと言う言葉、釣りを始めた頃には、頭ではなんとなくわかっているような気がしても、実際にはどうやって使って、どう調べていくのかわかりませんでした。

入門書には「この○○はパイロットフライとしても使えます。」なんて、書いてありますが、初心者の方なんか、これ読んでわかるんですかね？

フライやルアーで数年釣っていくと、だんだん状況に合わせた自分のパターンができてくると思います。その中で、必ずと言ってよいほど良く使うルアーやフライってありますよね。

そのルアーやフライを使って釣りをすると、いつもなら出てくるようなポイントから魚が出てこないとか、いつもと違うポイントから魚が出てきたとか、その川のその時の状況の変化が見えるじゃないですか。それがパイロットフライ・パイロットルアーの役割だったんですね。

そんなことあたりまえだろ・・・というベテランの方、初心者にはあたりまえじゃないんですよ。
私も、そのことを感じ始めたのはここ数年のことだと思います。（釣り歴ばかり長くて、きずくのが遅いやつ・・と言われそうですが・・。）

今日のルアーローテーションは、魚は深場や落ち込み、流れの中がメインのポイントとなるとみて、まずＭＭフローティングミノー（55mm）赤金、これで全く反応無し。
そこで、紺銀（腹赤）のＭＭフローティングミノー（55mm）に交換。このルアーで開きにかかった時にヒット（しかし、痛恨のバラシです。）ここで、魚のポイントが、自分が思っているところよりも浅いところにいるかもしれないと思ったが、それでも落ち込みや深ば気になり、攻め方を変えられずにいました。そのせいか、その後あたりが遠のいたので、今度はパニッシュの鮎カラーにチェンジ。（小さ目のシルエットとナチュラルカラーでアピール力を押えたかったので・・・）しかし、この交換は裏目に出ました。
その後まったく反応なし。ここでタイムアウト。

振り返ってみれば､限られた時間での釣りなので、今日の場合ならば、二つ目のルアー（紺銀）のまま、っポイントは開きなどを広く探っていく釣り方に徹していれば良かったのかな・・・と思っています。

でも、こうやって考えてみると、パイロットフライ・パイロットルアーの果たす役割って大きいですね。