キャッチアンドリリースそれともキャッチアンドイート

渓流釣りで、フライフィッシングやルアーフィッシングが広まるにつれ、キャッチアンドリリースを推奨する声が随分増えてきたと思う。

確かに渓流の魚は今放流に頼らなければ、なかなか自然再生するのは難しく、シーズン終盤には魚の姿が見られない川がたくさんある。魚の釣れる川を守るためには、キャッチアンドリリースも必要だろう。
今、キャッチアンドリリース区間を設けた河川も増えていますよね。そこでは、魚が確実に残っているそうですよ。（うらやましー！うちの方の川はシーズン終盤はつらいですよ。）

でも・・・イートはいけないこと？

いえいえそんなことはございません。ようは、必要以上に魚を持ちかえらない事が大切なんではないかと思っています。

釣った魚は美味い。これ本当ですよね。取れたてだから・・・もちろんそうですが、それだけではありません。渓流魚の場合はともかく、海の魚の多くは網で捕獲されますよね。その時魚が互いにぶつかり合い打撲傷（？）になるそうです。それが魚の味を落としているそうですよ。

釣った魚はだから網で取った魚より美味しいんだそうです。この魚を食べられるのは釣り人の特権。だから釣っても食べてはいけない・・・なんてことは言いたくありません。（ま、私が言ったところで何も変わりませんけどね。）

私は、基本的にはキャッチアンドリリース派ですが、我が家では時折カミさんから魚持ち帰り指令がでます。「今夜のおかずは岩魚の塩焼きね・・・。」これってけっこうプレッシャーですけど、頑張って釣りますよ。そして、家族の食べる分だけ持ち帰ります。家族皆から喜ばれます。「とーちゃんすごい！」ってね。

釣りを始めたばかりの方には特にこの美味しさを味わっておいてもらいたい。そして、もっともっと釣りが好きになってもらいたいですよ。そうなれば、魚が釣れない川に対して様々な考えが出てくることと思います。川や魚を守ることも釣りをこれからも楽しむ為には必要になってくるはずですよね。